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リモート疲れのあなたが今すぐ「自然」を取り入れるべき3つの根拠

こんにちは、福岡スタートアップニュース編集チームです!

新型コロナショックの発生からもうすぐ1年になります。
都道府県によっては2度めの緊急事態宣言もなされ、様々な面からストレスとにさらされている方も多いのではないでしょうか。感染予防の観点から、今回増えてきているのが「リモートワーク」。
通勤する必要がなく、時間を有意義に使える反面、元々仕事用のスペースではなかった自宅で仕事をすることで、新しいストレスになるケースも報告され始めています。

今回は、とても手軽に、しかも確実にストレスを発散できる方法としての「自然」をご紹介します。
日本ではあまり知られていませんが、実は「自然はストレスを解消してくれる」というのは多数の学術機関で研究がされていて、科学的に証明されているものです。意識していなくても、たとえば釣りやゴルフに行くと気分がスッキリするという体験は誰しにもあるはず。

その「自然」を生活の一部に取り入れるべき3つの根拠をお伝えします。どれも手軽で、お金もかからない方法です。最後まで読んで頂き少しでも実践して頂ければすぐに効果が実感できる内容となっておりますので、是非御覧ください。

<目次>

  • 様々な研究で立証されている3つの根拠

  • 具体的な「自然取り入れ」実践例

  • まとめ

様々な研究で立証されている3つの根拠

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①グリーンエクササイズ
自然が人のストレスや疲労を解消するという研究は世界中の大学で行われて、様々な効果が認められています。イギリスのエセックス大学では2003年から「グリーンエクササイズ」についての研究が行われております。(https://www.essex.ac.uk/research-projects/green-exercise

グリーンエクササイズとは、「自然の中で行う運動」のこと。17年の間に多数のレポートが出されていますが、ポイントとして抑えておきたいのが以下の3点

  • 開始5分で効果が見られる

  • 水の近くだと更に効果が高くなる

  • スポーツやエクササイズの種類による差は見られない

エクササイズとを言われると、つい長時間のジョギングやもっとハードな運動を連想してしまいますが、ストレスの解消や自尊心の低下状態の改善について言えばウォーキング程度の運動で十分ということになります。

また、千葉大学の研究(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpa/16/3/16_KJ00007476800/_pdf/-char/ja)では、新宿駅と新宿御苑(巨大な公園)をウォーキングした場合の比較研究を行っております。こちらの場合も、駅より公園のほうがより高いメンタルへのプラス効果が確認されています。

②副交感神経の活発化
最近一般的なテレビ番組などでも「副交感神経優位」といった言葉が聞かれるようになってきましたが、副交感神経とは気持ちが穏やかな時に動き出す自律神経のこと。疲れやストレスを解消させてくれる働きを持っています。

この副交感神経を「自然とのふれあい」が活発化させるという研究を行ったのが、イギリスのダービー大学。(https://www.derby.ac.uk/research/centres-groups/nature-connectedness-research-group/#)

メタ分析という複数の研究の結果を統合して分析された結果です。副交感神経の活性化レベルは、自然とのふれあいが0.71。0.5を超えると効果が大きいとされている中でのこの数字はとても優秀と言えるでしょう。

マッサージによる効果は0.57だそうですから、直接的な比較は難しいにせよ、「自然とのふれあい」の効果は間違いなさそうです。

③偽物でも大丈夫
面白いことに、「自然に見えるものが仮に偽物でも効果はある」という研究も存在します。アムステルダム自由大学の実験では緑豊かな写真を見ることで副交感神経の活性化、心拍数の低下を計測しています。

サセックス大学の実験では「自然音」というアプローチで、風の音や虫の声を効くと、車のエンジン音やオフィスのざわめきを聞いたときよりリラクゼーション効果があることを確認しました。(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4690962/

誰でも取り入れられる手軽さ

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世の中に数多ある「○○健康法」ですが、実際に継続するが難しいのも事実ですよね。

今回「自然を取り入れる」ことをおすすめするのには理由があります。
圧倒的に手軽だから、です。

前項でお伝えしたとおり、5分から効果が出現し、運動と言ってもウォーキング、つまり散歩するだけでOK、更に偽物でもOKと来れば、これ以上手軽に取り組める健康法はありません。日本には大都市がたくさんありますが、実は探してみると大小問わず公園や緑地は存在するものです。

筆者が現在住む京都市は人口約145万人で全国8位の市ですが、どこにいても徒歩圏内に自然豊かな散歩コースや、公園を見つけることができます。

田舎都心から離れるとに行けば公園でなくても自然があるでしょうし、実は日本は自然へのアクセスはとても良いのです。お金も時間もかから関わらず確実に効果が出るこの手法。取り入れないわけにはいきませんよね。

次項では具体的に取り入れていく方法をご紹介します。

具体的な「自然取り入れ」実践例

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では実際に取り入れていきましょう。

全てが手軽な方法ですが、その中でも最も手軽な方法からご紹介していきます。スマホとパソコンの画面を自然の画像に。イヤホンから自然音を。なんだかウソみたいなはなしですが、前述の研究により写真や録音された音源でもリラクゼーション効果が認められています。

スマホとパソコンは一日中何度も、そして長時間見るものですし、リモートワークの場合の耳はほぼ常に空いているはずなので、取り入れやすいでしょう。周囲のノイズ(家電の駆動音など)をカットしてくれるノイズキャンセリングイヤホンで聞くのも良いかもしれませんね。

画像はGoogle検索すればいくらでも出てきますし、自然音もYouTubeにたくさんアップされているのでどちらも今すぐ無料で導入することができます。

①観葉植物を置く
「偽物の自然」から1ステップ入り込んで観葉植物をデスクの上においてみましょう。

様々な研究からストレス軽減効果が証明されているだけでなく、なんと肌荒れが減ったという報告もあり、更に幸福度や集中力を上げる効果まで報告されています。(https://ntrs.nasa.gov/citations/19930073077)

観葉植物の種類は何でも構わないので、ホームセンターや季節によっては100円ショップでも買うことができます。是非小さな鉢の植物を置いてみてください。

個人的には見た目も可愛く、飼育が楽な「多肉植物」をおすすめしています。

意外なところでは、料理した時に出る野菜のあまりを水耕栽培で育てていく「再生野菜」も面白いかもしれません。スーパーでも売っている「豆苗」が有名ですが、じつは色んな野菜で行うことができます。

②公園に行く、通る
ここまでご紹介してきた「自然」の恩恵を一気に手軽に受けられるのが、「公園」です。

オーストラリアのクイーンズ大学の研究によれば、「週に1回30分ほど自然の中にいれば」そうでない人に較べてうつ病や高血圧になる可能性が37%低下するそうです。(https://www.nature.com/articles/srep28551

言うまでもなく日本にある公園のほとんどは無料です。わざわざ出向くのが面倒であれば、買い物や通勤のついでに公園に寄るのも良いでしょう。筆者自身も実践している方法ですが、週に1回30分程度で効果が出るというのはとても手軽で、少し遠目のスーパーに歩いていくだけで終わってしまいます。本当に5分程度公園を歩くだけで気持ちがスッキリしていくのが実感できるので、是非、一度だけでも良いのでお試しください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本は自殺率の高い国で、しかも失業率との相関が強いと言われています。コロナショックの経済への影響はまだまだ続きますので、自身のメンタルコントロールはとても大事な課題になってきます。

今回ご紹介した方法は、どんなにお金や時間がなくても取り入れられるものばかりです。今回の記事を参考にしていただき、まずは心身の健康を第一に、ともにこの激動の時代を乗り切っていければ幸いです。

<参考文献>
最高の体調 ACTIVE HEALTH 鈴木祐 著

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ライター / 福岡スタートアップニュース編集チーム