ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証実験を開始

アークエルテクノロジーズ株式会社

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====PR TIMESから転載====

デジタルテクノロジーを活用して脱炭素化社会の実現を目指すCleanTech(クリーンテック)企業のアークエルテクノロジーズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:宮脇良二、以下「当社」)は、この度、経済産業省・資源エネルギー庁の実証事業「令和2年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」(https://sii.or.jp/dp02/)に採択され、電力卸取引市場の動きによって価格が変動する「ダイナミックプライシング」による電気自動車(EV)の充電シフトに関する実証実験を、11月1日より開始します。これにより、前日午前に日本卸電力取引所(JEPX)で決定した価格を元に、電気料金が安く充電に最適なタイミングを前日夜に、EV 利用者へLINEやWeb上で通知することで、利用者にとって電気代の節約(毎月約10%〜35%程度)※1が可能となります。また、電気料金が安い時間帯での充電を促進することで、クリーンエネルギーの有効活用を実現します。

<実証実験について>
今回の実証実験では、EVやPHV※2がさらに普及した未来社会に向け、クリーンエネルギーを有効活用した電力供給をどのように実現していくかの検証を行います。
当社が小売電気事業者として、日本卸電力取引所(JEPX)での取引を活用し、電力市場価格に連動した料金契約サービスを提供します。30分毎に電気料金が変化している中、当社が料金情報をLINEやWeb上から利用者に通知することで、電気料金が安い時間帯での充電を促進することが可能となります。令和2年9月から九州電力エリアで実証実験を開始し、令和3年度以降は全国に拡大予定です。
実証実験における利用者への情報通知は、当社が開発を進めるエッジAI※3とIOT(写真)を活用した「充電を最適化するアルゴリズム」をもとにして行う予定です。現在、東京大学先端科学技術研究センターと連携し、同センターの特任助教である辻真吾氏を中心とした学術指導のもと、開発を進めています。

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▲実証実験で使用する車載器

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▲実証実験で使用する検定なしメーター(自宅/事務所に設置)

実証実験に伴い、モニターを募集しております。モニターは、当社が開発したIoT機器をEV(ダッシュボード)と自宅(ブレーカー周辺)へ設置していただきます。

モニター募集ページ:  https://aakel-energy.com/poc-dp

※1 電気代の値下がり幅の注記
2019年6月から2020年5月までのJEPX価格の月平均値(実績値)を参考に試算

※2 PHV(プラグインハイブリッド自動車):
コンセント(家庭用電源)から差込プラグを用いて直接バッテリーに充電できるハイブリッド車です。従来のハイブリッド車に比べ多くのバッテリーと内燃機関の両方を搭載することによって、エネルギー効率と給油速度を両立させ、EV走行距離が伸び、エネルギー効率が良いため燃費が圧倒的に安くなり、バッテリーの電力不足時にはエンジンを用いて走行することができます。
※3 エッジAI:
「エッジAI」とは、車やIoTデバイスなどに代表される端末(エッジデバイス)に搭載されているAIを指します(クラウドコンピューティングを活用したAIを「クラウドAI」と呼ぶこともあります)。端末(エッジ)にAIを搭載することで、端末(エッジ)で複雑な処理を行えるようになります。エッジからネットワークを介してクラウドにデータを送信/クラウドでデータ処理してエッジ側にデータを送信といった際のタイムラグの解消、データ送信に伴うネットワーク帯域の負荷軽減という点で注目されている実装方式です。

<電気が安い時間帯に充電することがクリーンエネルギーの有効活用となる理由>
再生可能エネルギーの導入が拡大すると、季節や時間帯によっては電気が余る時間帯が出てきます。既に九州では、よく晴れた春と秋に太陽光発電の出力を制御することが多くなっており、2019年は出力制御が48日(一般家庭約年間1万世帯分に相当)発生しています。

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発電量が需要量を上回る場合、まず火力発電の出力抑制、揚水発電のくみ上げ運転による需要創出、連系線を活用した他エリアへの送電を行います。それでも解消されない場合、バイオマス発電の出力制御の後、太陽光発電、風力発電の出力制御を行います。水力・原子力・地熱は「長期固定電源」と呼ばれ、出力を小刻みに調整することが技術的に難しく、最後に抑制することになっています。これを「優先給電ルール」と呼び手順が法令で定められています。

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電力は日本電力卸取引市場(JEPX)を通じて電力会社間で30分単位で取引されています。九州において太陽光発電の出力制御が行われている時間帯では、その取引価格が急激に下がり、通常5円~7円/kwhのところ0.01円(1銭)/kwhに貼りつく状況が見られます。市場には電力供給に余裕のある時間帯は取引価格が安く、需給が逼迫している時間帯は取引価格が高いという特徴が見られます。以上の事から、市場価格と連動するダイナミックプライシングによる充電シフトは、クリーンエネルギーの有効活用に寄与すると考えています。

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ライター / 福岡スタートアップニュース編集チーム

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